第5回WBCの日本代表の準々決勝が、2023年3月16日(木)に開催されます。
準々決勝の相手は、第1次ラウンドのプールAを2位通過したイタリアです。
日本はイタリアに対し、主要大会では五輪で4度対戦し、4戦全勝しており、3試合でコールド勝ちしています。
ただ今大会は、過去の成績通りにはいかない厳しい戦いになることが予想されています。
というのも、WBC2023のイタリア代表チームのメンバーがすごいんです。
WBC2023イタリア代表のメジャーリーガーは8名います。
また、WBCでは各国の代表選手は30名が登録されるのですが、30名の内、全員アメリカでプレー経験があります。
WBC2023イタリア代表の現役メジャーリーガー8名、そして、その他の選手も全員第5回WBC開催時にアメリカでプレーしている選手や、過去にアメリカでプレーしている選手です。
ですので、WBC2023イタリア代表選手は30名全員アメリカでプレー経験のある選手ということになります。
もちろん日本代表チームは最強ですし、勝ってくれるはずですが、これまでのイタリア戦のようにはいかないかもしれません。
今回は、『WBCイタリア代表のメジャーリーガーは8名!全員アメリカでプレー経験あり!』と題して、WBC2023のイタリア代表選手について調べてみました。
WBCイタリア代表のメジャーリーガーは8名!全員アメリカでプレー経験あり!
第5回WBCのイタリア代表選手の内訳はこちらです。
- 現役メジャーリーガー:8名
- 現役マイナーリーガー:16名
- 元メジャーリーガー、元マイナーリーガのFA選手:6名
8名+16名+6名の計30名となり、代表登録選手全員がアメリカーでプレーしている、もしくは、プレー経験がある選手となります。
イタリア代表の登録選手30名をご紹介します。(読み方が少し異なる場合がございます。ご了承願います)
背番号 | ポジション | 選手名 | 球団 | |
67 | 投手 | マシュー・ フェスタ | シアトル・ マリナーズ | メジャー |
53 | アンドレ・ パランテ | セントルイス・ カージナルス | メジャー | |
48 | ビニー・ニトリ | カブス | メジャー | |
37 | マイケル・ バサロティ | ブルワーズ1A | マイナー | |
75 | ジョー・ラソーサ | レイズ2A | マイナー | |
25 | ジョーイ・ マルシアーノ | ジャイアンツ3A | マイナー | |
99 | ニコロ・ピナッツィ | レッズ1A | マイナー | |
44 | クラウディオ・ スコッティ | メッツ傘下 | マイナー | |
18 | ミッチェル・ スタンポ | ダイヤモンドバックス3A | マイナー | |
52 | ブラクストン・ ロレンジーニ | ロッキーズ傘下 | マイナー | |
21 | スティーブン・ ウッズ・ジュニア | ロイヤルズ3A | マイナー | |
? | ビン・ ティンパネリ | レッズ2A | マイナー | |
35 | ジョセフ・ ビアジーニ | 元カブス | ||
43 | マット・ハービー | オリオールズFA | ||
38 | ライアン・ カステラーニ | アスレチックスFA | ||
? | ニック・ファンティ | 元フィリーズマイナー | ||
32 | サムエル・ ガビグリオ | 元ブルージェイズ | ||
12 | 捕手 | ブレッド・ サリバン | パドレス3A | マイナー |
27 | ビト・ フリスシア | フィリーズマイナー | マイナー | |
29 | ドミニク・ ミログリオ | ダイヤモンドバックスマイナー | マイナー | |
36 | アルベルト・ ミネオ | カブス2A | マイナー | |
22 | 内野手 | デビッド・ フレッチャー | エンゼルス | メジャー |
2 | ニッキー・ ロペス | ロイヤルズ | メジャー | |
1 | マイルズ・ マストロボニ | カブス | メジャー | |
9 | ビニー・ パスクァンティーノ | ロイヤルズ | メジャー | |
6 | ジョン・バレンテ | タイガース3A | マイナー | |
15 | ロベル・ガルシア | 元カブス | ||
5 | 外野手 | ドミニク・ フレッチャー | ダイヤモンドバックス | メジャー |
26 | ベンジャミン・ デルジオ | カブス3A | マイナー | |
11 | サル・フレリク | ブルワーズマイナー | マイナー |
大谷翔平選手と同じチーム・エンゼルスのデビッド・フレッチャー選手や、ラーズ・ヌートバー選手と同じチーム・カージナルスのアンドレ・パランテ投手がいます。
先発予定のライアン・カステラーに投手を含めたイタリア代表の注目選手を紹介していきます。
注目投手①ライアン・カステラーニ
注目投手1人目は、日本戦で先発予定のライアン・カステラーニ投手です。
26歳右腕に負けられない準々決勝のマウンドが託されます。
ライアン・カステラーニ投手は、現在FAとなっていますが、2022年シーズンはアスレチックスで3試合に登板、2回2/3を投げて防御率0.00の成績でした。
メジャー通算は過去3年間で合計14試合に登板、1勝4敗、防御率5.47の成績です。
メジャーの成績だけ見ると打てそうな気がしますが、落ちるように大きく曲がるカーブに要注意と紹介されていました。
落差が大きいというよりは、大きく曲がっていますね。
ただ、第1次ラウンドの2戦目・台湾戦で登板したライアン・カステラーニ投手は、2回2失点で降板しているため、状態はよくないかもしれません。
注目投手②アンドレ・パランテ
注目投手2人目は、ラーズ・ヌートバー選手と同じチーム・カージナルスでプレーしているアンドレ・パランテ選手です。
2022年シーズンは、メジャー47試合に登板し、防御率3.17でした。
ライアン・カステラーニ投手の状態により、先発もしくは早めの継投となるかもしれませんね。
ライアン・カステラーニ投手は、今大会はここまで3回無失点できています。
しかし、4つの四球を出しているため、選球眼のいい選手が揃っている侍ジャパンは有利かもしれません。
ちなみに、投手をけん引しているマシュー・フェスタ投手は、1次ラウンド4戦目に先発登板しており、「1試合で50球以上を投げた場合、次回登板まで中4日を開けなければならない」という大会規定により、日本戦への登板はできません。
注目打者4名!
第5回WBCにおけるイタリア代表の注目打者は4名です。
- ニッキー・ロペス
- サル・フレリク
- ビニー・パスクァンティーノ
- デビッド・フレッチャー
1人目のニッキー・ロペス選手は、今大会16打数8安打7打点と絶好調です。
1次ラウンドの打率は5割ですので、細かい数字は置いといたとして、打率だけだと大谷翔平選手と同じです。
2人目のサル・フレリク選手も打率.389を残している1番打者なので怖い存在です。
3人目のビニー・パスクァンティーノ選手は、今大会17打数4安打の打率.235、チーム最多の6三振ということで、調子は上がってきていません。
しかし、2022年シーズンはメジャーで3割近くを打っているので、調子が上がったら怖そうです。
そして、4人目のデビッド・フレッチャー選手は、大谷翔平選手と同じチーム・エンゼルスでプレーする選手です。
今大会は16打数3安打の打率.188と苦しんでいますが、安打が多く、三振が少ない好打者とのことです。
また、ボール球をヒットゾーンに運ぶ悪球打ちも得意とします。
先発である大谷翔平選手とは大の仲良しということで、その点も怖いですね。
そして、イタリア代表は1次ラウンドで本塁打が1本も出ていません。
本塁打が1本でも出ると勢いづくかもしれないので、侍ジャパン投手陣には打線を抑え込んでもらいたいですね!
WBCイタリア代表の監督はマイク・ピアザ!
WBCイタリア代表の監督は、マイク・ピアザ監督です。
マイク・ピアザ監督は、現役時代にドジャースで野茂英雄さんとバッテリーを組んでいたので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
野茂英雄さんの女房役だったマイク・ピアザ監督は、90年代には日本企業のCMにも出演するほど人気者となりました。
マイク・ピアザ監督の主な経歴はこちらです。
- ロサンゼルス・ドジャース(1992-1998)
- フロリダ・マリーンズ(1998)
- ニューヨーク・メッツ(1998-2005)
- サンディエゴ・パドレス(2006)
- オークランド・アスレチックス(2007)
そして、マイク・ピアザ監督は、2006年に開催された第1回WBCのイタリア代表選手に選出されていました。
引退後は、2009年、2013年のWBCイタリア代表のコーチに就任していました。
また、2016年1月6日、有資格者となってから4度目の投票で83.0%の得票を得て、アメリカ野球殿堂入りを果たしました。
メジャーリーグ史上初のドラフト最下位指名での殿堂入りとなりました。
メッツはマイク・ピアザ監督の在籍時の背番号「31」を永久欠番に指定しています。
イタリア代表は、野茂英雄さんとバッテリーを組んでいたマイク・ピアザ監督が率いているため、手強い相手となりそうですね。
まとめ
第5回WBCイタリア代表には、現役メジャー選手が8名いることがわかりました。
特に内野手は6人中4人が現役メジャー選手で、大谷翔平選手と同じチームでプレーするデビッド・フレッチャー選手もいます。
これまでの国際大会での日本とイタリアの成績は、日本が4戦4勝しています。
しかし、今大会では、現役メジャー選手やマイナー選手、元メジャーリーガーが勢揃いしていますので、厳しい戦いになるかもしれません。
また、イタリア代表を率いるのが、野茂英雄さんの女房役だったマイク・ピアザ監督ということも大きく影響してきそうです。
侍ジャパンの先発ピッチャーは大谷翔平選手ということなので、初回からいけるところまで投げてほしいですね!
また、第1次ラウンドでは打線が爆発していましたので、勢いそのままに準々決勝を突破し、アメリカへ移ってほしいです!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント