松井颯はなぜ育成契約だった?球種や球速、評価は?科学的なアプローチも紹介

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巨人の松井颯投手が、2023年5月21日の中日戦で、支配下登録され6日で1軍デビューしました。

同試合で松井颯投手は、5回2安打無失点の快投を見せ、育成出身の新人として初登板で初勝利を挙げました。

これは、2018年のソフトバンク・大竹耕太郎投手(現阪神)以来5年ぶりで、NPB2人目、セ・リーグでは初の快挙となりました。

 

2022年の育成選手ドラフト1位で巨人に入団した松井颯投手ですが、高校は埼玉県の強豪校・花咲徳栄高校出身です。

3年夏はエースの控えとして甲子園に出場し、横浜高校打線を三者凡退に抑える好リリーフをしましたが、高校時代は4番手か5番手の投手だったそうです。

高校卒業後に明星大学理工学部に進学した松井颯投手は、大学時代に球速を13km/hを伸ばすなど急成長し、4年秋のリーグ戦ではリーグトップの防御率0.97を記録しています。

松井颯投手は、大学で急成長しましたので、育成選手としてのプロ入りに「なぜ育成契約?」と疑問を持つ人が多いようです。

実際、松井颯投手について調べてみると「なぜ育成」というワードが出てきますので、それだけ注目されているということですね。

 

また、プロ初勝利を収め、今後さらに注目されそうな松井颯投手の球種や球速、評価なども気になりますね。

松井颯投手は、明星大学では理工学部総合理工学科物理学系に所属し、物理学を専攻していました。

大学で学んだ科学的なアプローチも野球に取り入れ、大きく飛躍を果たしたそうです。

松井颯投手が取り入れた科学的なアプローチとはどのようなものなのでしょうか。

 

今回は、以下について調べてみました。

  • 松井颯はなぜ育成契約だった?
  • 松井颯の球種や球速、評価は?
  • 松井颯の科学的なアプローチも紹介
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松井颯はなぜ育成契約だった?

松井颯投手はなぜ育成契約だった?ということですが、「編成上の人数の都合」だったようです。

巨人の水野スカウト部長は、松井颯投手に対し、支配下選手登録するレベルの選手という評価はしていました。

ただ、2022年のドラフト3位で田中千晴投手を指名し、そのあとは変則投手と決めていたそうです。

なので、結果的に松井颯投手ではなく、右のサイドスローの船迫大雅投手をドラフト5位で指名する形となりました。

 

2022年の巨人のドラフト指名選手はこちらです。

順位名前守備
1浅野 翔吾外野手
2萩尾 匡也外野手
3田中 千晴投手
4門脇 誠内野手
5船迫 大雅投手

ドラフト5位の船迫大雅は、右のサイドスローの投手なので、変則投手が欲しかった巨人の意向と合致しています。

そして、編成上の人数の都合で、支配下登録選手は5名で打ち切りとなりました。

松井颯投手が育成契約だった理由は、実力や評価というわけではなく、球団の都合だった!

球団の意向が違っていたら、松井颯投手が支配下登録選手としてドラフト指名されていた可能性もあるのではないでしょうか。

支配下指名終了後に松井颯が残っていたため指名!

松井颯投手を編成上の人数の都合で、支配下指名できなかった巨人ですが、12球団の支配下指名終了後に松井颯投手が残っていたため、慌てて育成1位で指名しました。

巨人は、大学時代から松井颯投手に注目してきたため「即戦力の育成選手」との高評価で育成選手ドラフト1位指名となりました。

「発掘と育成」を掲げて大学時代から松井に注目してきた球団は「即戦力の育成選手」との高評価で指名。

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この評価通り、松井颯投手は、2023年5月に支配下登録され、すぐに初勝利という結果に繋がりました。

育成選手ドラフト1位の選手が一軍初先発・初勝利というのは、巨人にとってかなり明るい情報ではないでしょうか。

松井颯の球種や球速、評価は?

松井颯投手の球種や球速、評価はどのような感じなのでしょうか。

2023年5月22日時点の情報を調べてみました。

球種や球速は?

松井颯投手は、150キロ超のストレートと、鋭いスライダー、カーブ、大きく沈むチェンジアップ、シンカーなど多彩な球種を持っています。

大学時代の球速は、最速154キロで、高校時代より13キロ上がっています。

評価は高い!

ドラフト指名前となる2022年10月1日の巨人スカウトからの松井颯投手の評価は、

  • 落ちる球がよかった
  • 先発でもリリーフでも、どっちもできる投手
  • 即戦力として評価している(仮契約の席)

他の球団は、明星大学時代に首都大学2部でしか登板経験がなかった松井颯投手の評価を上げにくかったのでは、と言われています。

ただ、巨人だけは大学時代から松井颯投手に注目しており、高評価していました。

 

そして、松井颯投手の一軍初先発・初勝利となった2023年5月21日の投球について、解説を務めた真中満さんは良い投球だったと高評価していました。

  • ストレートが非常に良い
  • チェンジアップやスライダー系の球も上手く使う

巨人は先発投手に苦しんでいた部分もあったので、松井颯投手など若い投手が出てきてくれるのは、チームにとって非常に助かると思うともコメントされています。

松井颯投手が今後も好投を続けてくれるとチームにとってとてもプラス材料になりそうですね!

松井颯の科学的なアプローチも紹介

松井颯投手は、明星大学で物理学を専攻していたので、野球にも科学的なアプローチをし、大きく飛躍したとのことです。

具体的にはわかりませんが、松井颯投手は、ボールの回転数や変化量を計測する「ラプソード」を使い、技術の向上を図ってきたそうです。

また、松井颯投手は卒業論文のテーマを「球の回転数を動画から求める」というものにしたそうです。

投手がボールを手放してから捕手のミットに収まるまでの球の軌道をコマ送りにして、投球を自己分析したそうです。

ラプソードという言葉はわかりませんが、コマ送りで自分の投球を見て分析するということは想像はつきますね。

松井颯投手は、大学で専攻した物理学を自分の投球に役立てて、大きく飛躍し、プロ野球選手になったということなんですね。

まとめ

2023年5月21日の試合で、支配下登録されてすぐに一軍初先発した松井颯投手が、初勝利を収めました。

育成契約した投手が1年目で支配下登録され、初先発・初勝利するのはセ・リーグでは初めての快挙とのことです。

それだけ素晴らしい投球をする松井颯投手はなぜ育成契約だったのか疑問が出ますが、巨人の編成上の人数の都合だったようです。

巨人は編成上の都合で松井颯投手を育成選手ドラフト1位指名となりましたが、即戦力としての期待値は高かったんですね。

2023年5月に支配下登録され、一軍初先発・初勝利というのは、巨人の期待通りの結果でしょう。

球種も多彩で、ストレートの球速も150キロですが、今後さらに球種を増やしていきたいとのことです。

また、高校時代は花咲徳栄高校お4番手5番手投手だった松井颯投手ですが、明星大学で物理学を専攻し、それを投球にも科学的にアプローチしたことで大きく飛躍しました。

大学に進学し、学んだことを投球に取り入れてプロ野球選手となった松井颯投手の今後の投球が楽しみですね!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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