吉井理人(ロッテ監督)の教え子がすごい!大谷翔平やダルビッシュ有らを指導!

野球
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2023年シーズンから吉井理人(よしい・まさと)さんがロッテ監督に就任されました。

また、2023年3月9日開幕のWBC2023では、日本代表のピッチングコーチも務められます。

吉井理人さんの監督やピッチングコーチとしての采配が楽しみですね!

 

新たにロッテ監督に就任した吉井理人さんですが、実は教え子がすごいんです。

吉井理人さんは、プロ野球引退後、日ハムやソフトバンク、ロッテのコーチとして選手を育ててきました。

コーチをしていない期間はありますが、2008年に日ハムのコーチとなっていますので、様々な教え子がいます。

吉井理人さんの教え子には、大谷翔平選手やダルビッシュ有投手など、超一流選手が揃っています。

吉井理人さんの教え子の名前を見ると、有能なコーチなのかな?と感じますね。

 

そこで今回は『吉井理人(ロッテ監督)の教え子がすごい!大谷翔平やダルビッシュ有らを指導!』と題して、吉井理人さんの教え子を調べてみました。

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吉井理人(ロッテ監督)の教え子がすごい!

2023年シーズンからロッテ監督となった吉井理人さんの教え子がすごいです!

吉井理人さんの主な教え子たちはこちら。(所属球団は2023年2月時点)

  • 大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)
  • ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)
  • 有原航平(福岡ソフトバンクホークス)
  • 上沢直之(北海道日本ハムファイターズ)
  • 佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)
  • 小島和哉(千葉ロッテマリーンズ)    など

一流選手が名を連ねていますね・・・!

メジャーに行く前の大谷翔平選手やダルビッシュ有投手が教え子ということになります。

教え子がメジャーで大活躍していることは、吉井理人さんにとって、とても喜ばしいことでしょうね!

引用:HELLO,Coaching!

大谷翔平、ダルビッシュ有と佐々木朗希の共通点

吉井理人さんの教え子である大谷翔平選手、ダルビッシュ有投手と佐々木朗希投手の共通点について「悪い言い方をすればクソガキみたい(笑い)」とおっしゃっています。

他にも共通点はあるようで、

  • 自分をしっかり持ってる
  • 納得しないと、言うことを聞かない
  • 実力がズバ抜けてるのに、もっとうまくなりたいという向上心と好奇心を高く持っている

大谷翔平選手、ダルビッシュ有投手、佐々木朗希投手、3人の一流ピッチャーにはこのような共通点があるんですね!

 

また、吉井理人さんは大谷翔平選手とダルビッシュ有投手の育成で大事にしたことについて、「何でも自分でできる子だったので、間違った方にいかないか見守っているだけ」だったそうです。

その点は佐々木朗希投手にも共通しているようで、吉井理人さんから積極的にアドバイスはしないとのことです。

引用:スポーツ報知

WBC2023において、吉井理人さんの教え子である3人のピッチャーから目が離せませんね!

吉井理人のコーチング理論を紹介!

吉井理人さんの教え子は一流選手揃いということがわかりましたが、実は吉井理人さんは現役引退後に日ハムのコーチを経て、2014年から2年間筑波大学大学院に進学し、コーチングの勉強をされています。

コーチとして選手に関わりながらいつも不安で、自信をもって選手と会話ができるようになりたいという思いから大学院で勉強することを決めたそうです。

コーチングについてしっかり学んだからこそ、教え子が一流選手揃いなのかもしれませんね!

 

大学院でコーチングについて学んだ吉井理人さんのコーチング理論を4つご紹介します。

  1. 選手の邪魔・指導をしない
  2. 選手とのコミュニケーションを重視する
  3. コーチと選手の上下関係をなくし、信頼関係を築く
  4. 選手個人の幸せを軸にする

吉井理人さんのコーチング理論の項目だけ見ても、選手ファーストであることが伺えますね。

それでは、それぞれについて見ていきましょう。

 

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理論①選手の邪魔・指導をしない

吉井理人さんのコーチング理論1つ目は「選手の邪魔・指導をしない」です。

選手の邪魔をしないということは理解できますが、指導をしないとはコーチ業放棄!?となりますね(笑)

しかし、そうではなく、吉井理人さんの中では「選手が主役」じゃないとダメという考え方があります。

・・・やっぱり、コーチは選手の邪魔をしたらダメなんだと。あの……指導しちゃダメです

 選手の邪魔をしたらダメ、というのは感覚的に理解できる。が、「コーチの立場で指導してはいけない」となると、その仕事の意味がわからなくなる。あくまでもイメージしてみれば、コーチ対選手は”教える、教えられる”関係ではなく、コーチは目標に向かって走る選手に伴走するようなものだろうか。

「そうですね、本当にサポートですね。とくに今、指導者のパワハラが問題になっていますけど、昔はそれである程度の成果が出たんです。でもやっぱり、長い目で見ると、それでモチベーションを保つのが選手はすごく大変なので、結果的にはダメになりますよ。アスリートファーストという言葉がありますけども、指導者は『選手が主役』じゃないとダメですね

web Sportiva

 

吉井理人さんご自身が現役時代にコーチに教えられるのが嫌だったので、自分が嫌だと思うことは絶対に選手にしないでおこうという使命感を持っているそうです。

そのことが「選手の邪魔・指導をしない」に繋がるんですね。

そして、そのことがあるため吉井理人さんは次に紹介する「選手とのコミュニケーション」を重視しているとのことです。

 

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理論②選手とのコミュニケーションを重視する

吉井理人さんのコーチング理論2つ目は「選手とのコミュニケーションを重視する」です。

吉井理人さんは選手をサポートするために重視しているのが選手とのコミュニケーション。

選手とのコミュニケーションと言ってもただ単に言葉を交わすだけではなく、「振り返り」という作業が中心になるとのことです。

振り返りはコーチになった当初からやっているんですが、最初は雑談みたいな感じでした。当時は自分もまだプレーヤーに近かったんで、先輩が後輩に話しているような雰囲気で。一対一のときもあれば、グループでやるときもありました。

 そのなかで選手が自分のプレーを振り返って、疑問があったとき。当時は自分が持っている答えを簡単に言ってしまうことが多かったんです。でも、それでは選手のためにならないんですね」


 コーチとしては、選手にとっての疑問、問題を自分自身で解決できる力を身に着けてもらいたい。ゆえに「振り返り」の場で先に答えを言ってしまっては意味がなく、ヒントを与える程度にしておきたい。それが当初はうまくいかないときもあったが、年々改善され、進歩もしてきたという。

web Sporiva

吉井理人さんは選手との振り返りの際、喋る割合を「自分:選手=2:8」としているそうです。

自分が喋る割合を減らすことで、選手自身で振り返ることを重視されているのではないでしょうか。

知らぬ間に吉井理人さんが答えに誘導しているかもしれないと思い、そこも気を付けているとか!

 

さらに、振り返りはネガティブな話から入らないようにしているそうです。

例えば、前日の試合の自己評価が20点だとしても、あえて20点のポジティブな話から入ります。

そうすることで、選手はたとえ20点でも褒められたような感覚になり、気持ちが前向きになって、ダメだった80点をちゃんと直していこうという力に繋がるということです。

 

また、選手とのコミュニケーションについてこのようなこともおっしゃっています。

コーチとしてはまず、選手がその時にどういうことを感じていたか、ちゃんと選手自身で意識してもらいたいんですね。コーチの僕から指摘するのは簡単なんですけど、それだとうわべの反省だけで終わってしまうんで、まずはあの時点でどう思っていたのか、しつこいぐらいに選手に質問していきます。そこから本人との話し合いが始まって、そのなかで気づかせていくのがコーチの仕事かな、と思っています

web Sportiva

吉井理人さんは選手自身で考えることを大切にしているので、それをするために選手とのコミュニケーションを重視しているのではないでしょうか。

コミュニケーションと言っても言葉を交わすだけでなく、振り返りをするためのコミュニケーションを重視しているんですね。

理論③コーチと選手の上下関係をなくし、信頼関係を築く

吉井理人さんのコーチング理論3つ目は「コーチと選手の上下関係をなくし、信頼関係を築く」です。

コーチは基本的に選手よりも年上で、日本には年長者を敬う文化があるので、常に上下関係がついて回ります。

そうなると、選手は自然に「コーチの方が立場は上だから、あんまり本当のことを言わない方がいいのかな」と思っている可能性があります。

ただ、そこを取っ払って信頼関係を築かないと、なかなかコーチングはうまくいかないそうです。

選手は知らず知らずのうち、『コーチの方が立場は上だから、あんまり本当のことを言わない方がいいのかな』と思っている可能性がある。こちらは選手を評価する立場じゃないですか? 評価して、監督に起用法を提案する立場なので、それで遠慮して本当のことを言えない、といった関係性になっているかもしれない。でも、そこを取っ払って信頼関係を築かないと、なかなかコーチングってうまくいかないんです

~中略~

だからこそ吉井は、教えるのではなくてサポートをすべきだと言い、遠慮する関係性を取り払って、お互いに信頼できる関係を築くべきだと説く。選手もコーチもプロ、個人事業主だから、「グラウンド上では上下関係に重きを置かない」という考えだ。

web Sportiva

あくまで「グラウンド上では」ということになりますが、上下関係に重きを置かず、信頼関係を築くことが大切という考えですね。

 

吉井理人さんは、コーチの立場で答えを言ったら即効性はあるかもしれませんが、効力が消えるのも早いという考えがあるようです。

たしかに年上のコーチから言われた場合、選手は言われた通りにしますが、自分の中で納得がいっていなかったりすると身につかなさそうですよね。

また、そもそも自分自身で考えて導き出した答えの方が、それが間違えていたとしても学ぶことは多いのではないでしょうか。

理論④選手個人の幸せを軸にする

吉井理人さんのコーチング理論4つ目は「選手個人の幸せを軸にする」です。

吉井理人さんの野球観として「個人がうまくいけばチームもうまくいく」という考えがあります。

そのこともあり吉井理人さんは「選手個人の幸せを軸にやってきた」とのことです。

「いろんな意味で、コーチというのは選手個人と向き合う方が比率としては高いわけです。そうすると『個人がうまくいけばチームもうまくいく』という考え方になっていく。これはたぶん野球観の違いで、同じコーチでもいろんな人の考えがあると思うんですが、僕は選手個人の幸せを軸にやってきました。だから、チームのメンバーが変わったからどうのこうのと考えたことはほとんどないですね。ただ、これをあまり大きい声で言っちゃうと、たぶん批判があると思います(笑)」

web Sportiva

個人的には素敵な考え方だと感じたのですが、ご本人もおっしゃっているように批判もあるのかもしれませんね。

ちなみに、吉井理人さんは意見をズバズバいってしまうタイプのようで、その点については言いすぎないように気を付けていたそうです。

吉井理人は野村克也の教え子!プロフィールも紹介

吉井理人さんの教え子は一流揃いでしたが、実は、吉井理人さんはあの野村克也さんの教え子だったそうです!

そこで、吉井理人さんと野村克也さんのエピソードや、吉井理人さんのプロフィールをご紹介します。

吉井理人は野村克也の教え子!

1995年春、キャンプが終わって開幕までにトレードによって近鉄からヤクルトに移籍した吉井理人さん。

その当時のヤクルトの監督が、野村克也さんでした。

吉井理人さんは野村克也さんのイメージについて、「面倒くさいおっさん」だった、失敗してはボヤかれ、イライラが募ったと語っています。

吉井理人のプロフィール!

  • 名前:吉井 理人(よしい・まさと)
  • 生年月日:1965年4月20日
  • 年齢:57歳(2023年2月時点)
  • 出身地:和歌山県有田郡吉備町(現:有田川町)
  • 身長:188cm
  • 体重:95kg
  • 高校:県立箕島高校
  • 趣味:ギター、競馬

 

吉井理人さんは、高校までを地元の和歌山で過ごしています。

県立箕島高校の2年生の時、春の第54回選抜に控え投手として出場し、リリーフとして甲子園初登板を果たすが、PL学園に惜敗しました。

そして、1983年のドラフト会議にて、近鉄バファローズから2位指名を受け、入団しました。

 

吉井理人さんはメジャーも含め数多くの球団を渡り歩いています。

  • 近鉄バファローズ(1984-1994)
  • ヤクルトスワローズ(1995-1997)
  • ニューヨーク・メッツ(1998-1999)
  • コロラド・ロッキーズ(2000)
  • モントリオール・エクスポズ(2001-2002)
  • オリックス・ブルーウェーブ/オリックス・バファローズ(2003-2007)
  • 千葉ロッテマリーンズ(2007)

吉井理人さんは入団後、主に抑え投手として活躍していましたが、1993年に先発投手に転向しました。

この時期には、当時の一軍監督との間で確執があったことが報じられています。

 

その後、ヤクルトへ移籍しますが、野村克也さんの助言もあり、メジャーに行くこととなります。

吉井理人さんは、NPB史上初のFA権行使によるメジャー移籍となったそうです。

メジャーでのプレー後、日本球界に戻ってきてからも数年プレーしていますが、2007年シーズン終了後に戦力外通告を受けました。

その際、アメリカ、台湾、韓国でのプレーも視野に入れるほど現役続行に強い意志を示していたそうですが、「現役を続けると家族に迷惑がかかる」と考えるようになり、現役を引退されました。

 

そして、吉井理人さんは現役引退後からすぐにコーチとしてプロ野球界に関わることとなります。

  • 北海道日本ハムファイターズ(2008-2012)
  • 福岡ソフトバンクホークス(2015)
  • 北海道日本ハムファイターズ(2016-2018)
  • 日本代表(2021-)
  • 千葉ロッテマリーンズ(2019-2021,2023-)

吉井理人さんはいくつかの球団でコーチをされているんですね!

そして、2023年シーズンからは千葉ロッテの監督として指揮を執ることとなりました。

経験豊富な吉井理人監督から目が離せませんね!

まとめ

2023年シーズンからロッテ監督に就任された吉井理人さんの教え子は、大谷翔平選手やダルビッシュ有投手、佐々木朗希投手など一流選手揃いでした!

WBC2023で侍ジャパンのピッチングコーチも務められますが、教え子だった選手もメンバー入りしています。

吉井理人さんにとっても、よく知っている投手がメンバーにいることで、コミュニケーションが取りやすいかもしれませんね。

また、吉井理人さんの教え子は一流選手揃いですが、それは吉井理人さんが大学院に進学し、コーチングについて学んだことが大きいのではないでしょうか。

もちろん理論を学んだだけでいいコーチになれるわけではないですので、吉井理人さんのすごさが伺えます。

吉井理人さんが監督となったロッテが楽しみですね。

WBC2023の投手を指導している吉井理人さんにも大注目していきましょう!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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