2022年11月、東京都港区のホテルで20代の知人女性に乱暴をしたと報道されているプロ野球選手の山川穂高選手。
山川穂高選手は、2022年シーズンのホームランと打点の2冠王、2023年3月には第5回WBCのメンバーでした。
山川穂高選手は今後どうなるのでしょうか?
山川穂高選手は野球界から永久追放が濃厚なのでしょうか。
過去には、同様のことを起こして野球界から永久追放と思われる処分を受けた選手もいるようです。
また、山川穂高選手が所属する西武ライオンズから解雇される可能性は高そうです。
報道が出た翌日、山川穂高選手を1軍の出場選手登録を抹消されています。
球団は抹消理由について「コンディションを再調整する必要がある」としていましたが、不祥事が影響してそうです。
山川穂高選手が永久追放や西武解雇と言われている中、「巨人移籍」という可能性も示唆されています。
巨人は、問題を起こした選手の移籍先となることが多いことから、山川穂高選手も西武解雇で巨人移籍の可能性があると言われているようです。
今回は『山川穂高は永久追放が濃厚?西武解雇で巨人移籍の可能性も?』と題して、山川穂高選手の今後について調べてみました。
山川穂高は永久追放が濃厚?
山川穂高選手は永久追放されるかどうかですが、2023年5月24日時点ではなんとも言えません。
書類送検されている山川穂高選手ですが、検察が不起訴にする場合もありますし、起訴されても裁判で無罪になることも考えられます。
その点について、今のところ双方から話を聞いている段階とのことですので、山川穂高選手がどうなるかはわかりません。
ただ、山川穂高選手が有罪になった場合は、野球界的にも永久追放や、無期失格選手という厳しい処分を下さなければならなくなるのではないでしょうか。
それでは、過去に永久追放や無期失格となった選手は、どのような事例だったのでしょうか。
過去の事例は?
日本プロ野球で過去に永久追放された事例は、「黒い霧事件」という八百長事件に関わった選手6名です。(うち1名は無実を訴え35年後復権)
そして、山川穂高選手と同様の事例で無期失格選手となったのが、1974年の小林浩二さんです。
小林浩二さんは、1971年のドラフトでプロ入りした選手ですが、1974年12月5日、秋季キャンプ中の深夜に熊本市内の宿舎を抜け出し、女性宅へ侵入し、2人の女性に危害を加えたとして、住居侵入罪・婦女暴行の容疑で逮捕されました。
その後、小林浩二さんはプロ野球界から無期失格選手となり、それ以来野球界には関与していません。
この事例からすると、山川穂高選手も永久追放でなくても、無期失格選手となる可能性は高いのではないでしょうか。
無期失格は、最低5年はプロ野球界から追放されますが、15年で復権申請が可能となります。
ただ、復権したのは黒い霧事件のうちの1人のみです。
無期失格選手となった場合、NPBと契約関係にある国内外のプロ野球や独立リーグ、国内の主立ったアマチュア野球(日本野球連盟・日本学生野球協会の管轄)へのかかわりも禁止されます。
山川穂高選手は31歳ですので、もし無期失格選手となった場合、プロ野球界への復帰はもちろん、野球に関与することも難しくなりそうです。
山川穂高は西武解雇で巨人移籍の可能性はある?
山川穂高選手は西武を解雇になる可能性はあるのでしょうか。
また、西武解雇となった場合、巨人移籍の可能性があるのでは、と言われていますがなぜなのでしょう。
それぞれについて調べてみました。
西武を解雇になる可能性はありそう
山川穂高選手が無期失格選手とならなくても、西武を解雇となる可能性はあるかもしれません。
起訴となった場合は、解雇は避けられないと言われています。
あるスポーツ紙記者は「起訴となったら、解雇は避けられないでしょう。世間の反発が大きいだけに、もう西武のユニホーム姿でプレーする姿は、二度と見られないかもしれない。野球にはまじめで繊細な性格、これまで何億円も稼いできたことを考えると、今後の状況次第では、このまま引退……という可能性も出てくるかもしれませんが、いまは事態を見守るしかない」と話す。
NEWSポストセブン
また、不起訴の場合、解雇については西武の判断によるのではないでしょうか。
ただ、西武は12球団の中でもコンプライアンスに特に厳しいそうなので、解雇は免れないかもしれません。
2021年には、度重なるルール違反を行ったとして、当時ロッテに所属していた清田育宏さんが解雇されています。
清田育宏さんは、コロナ禍での内規違反などで無期限謹慎処分を受けました。
そして、それが解除されてすぐに、不倫疑惑が報道されました。
球団が事実確認を行った結果「球団ルールに反する行動を行っていた」と認定され、解雇となりました。
内規違反について同室長は「今回に関して言うと、不要不急の外出を複数回行ったことです」と説明。球団は新型コロナウイルスの感染拡大対策として首脳陣、選手、チーム関係者の外出についてルールを設けている。「あれが用事のある外出とは捉えられない。無期限謹慎処分を反省したとして解いて、わずか2週間もたたないうちにこの行為が起きたことに関しては、やはり重く受け止めなくてはいけない」と重ねた。
日刊スポーツ
清田育宏さんの場合、不倫報道が原因ではなく、コロナ禍で球団の外出ルールを複数回破ったことが解雇理由のようです。
山川穂高選手の場合は、球団のルール以前の問題ですが、不起訴となった場合は、西武のルールに則って処分が下されるのではないでしょうか。
そして、山川穂高選手がもし西武解雇となった場合、巨人移籍の可能性があるのではという声も出ています。
これまでの巨人が不祥事を起こした選手を受け入れたりしていることや、不祥事を起こした選手へのお咎めなし・軽いため、そのようなことが言われているようです。
それでは、巨人で不祥事を起こした選手や、不祥事後に巨人入りした選手をいくつか取り上げてみます。
巨人で不祥事を起こした選手や不祥事後に移籍した選手
巨人で不祥事を起こした選手、
まず、2017年7月17日に山口俊投手が警備員に暴行を加え、病院の扉を壊すなどを行った疑いで、検察庁に送検されました。
そして、8月18日、球団は山口俊投手に対して、2017年シーズン終了までの出場停止・減俸・罰金の処分を下しました。
そして、2018年にはSNSでわいせつ動画を撮影し不特定多数に流出した事件で、巨人の選手2名がシーズン終了までの出場停止・減俸・罰金の処分が下されました。
また、同年7月7日には、球場のロッカーから、チームメイトの野球用具を盗んで売却した選手が、同日に解雇・無期失格処分が下され、窃盗罪で逮捕されました。
そして、2000年に逮捕された巨人の選手は、球団を即解雇され、日本球界への復帰は叶いませんでした。
「2000年に強制わいせつ致傷容疑で逮捕された巨人の選手は球団を即解雇されました。その後、合同トライアウトに活発に参加した時期もありましたが、日本球界への復帰は結局叶いませんでした」(球界関係者)
NEWSポストセブン
山川穂高選手が起訴された場合、球界への復帰は叶わないかもしれませんし、本人自ら退く可能性もありそうです。
不祥事後に巨人に移籍した選手で名前が挙がるのは、中田翔選手ではないでしょうか。
日本ハムに所属していた中田翔選手は、球団内で暴力事件を起こしたため、2021年8月11日に無期限謹慎処分を受けていました。
しかし、中田翔選手は、処分からわずか9日で謹慎処分を解除された上で、巨人に即日トレード・支配下選手登録され、翌日には出場選手登録されました。
無期限謹慎処分となった中田翔選手の獲得に巨人がすぐに動いたという過去があるため、今回の山川穂高選手のことも獲得するのでは、と言われています。
山川穂高選手が無期限謹慎処分とならず、西武を解雇となった場合、巨人が獲得に動き出す可能性もゼロではないかもしれません。
まとめ
山川穂高選手がプロ野球界から永久追放されつかどうかについて調べてみました。
2023年5月24日時点では、双方から話を聞いている段階ということで、永久追放されるかどうかはなんとも言えません。
ただ、下された判決によっては、プロ野球界も厳しい処分をすることとなるのではないでしょうか。
永久追放にならなくても、無期失格選手になる可能性はありそうですし、西武から解雇されることは避けられないかもしれません。
山川穂高選手が西武解雇となった場合、巨人移籍ということになるかもしれませんが、事が事だけに巨人も受け入れるかわかりません。
2022年にホームランと打点の2冠王となったり、第5回WBCで活躍していた選手だけにショックの声も大きいです。
今後の山川穂高選手の動向に注目が集まりそうですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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